ロボ・メカ・AI図鑑 ナンブ 忍者ブログ
サブカルに登場するロボット・メカ・AIについての情報を共有しちゃおーというブログ
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登場作品: 量産型は伊達じゃない!(全五巻)


時はアルタイル星歴三四二一年――
兵器として戦闘用UD(アルティメット・ドール)を開発したが、意思をもったロボットたちは人間に反旗を翻した。これを第一次UD戦争という。

量産型UDナンブは十年ほど砂漠地帯の廃墟に眠っていたが、ひょんなことから「グロリアス」という最強の追加腕パーツを装着し甦ることとなる。
胸部の大きい十字の傷と、「拙者」「~殿」「~ござる」などの古めかしい武士言葉を使うのが特徴。
グロリアスの開発者、ヘキサ・デュアルアン女史からは「オンボロ」と呼ばれている。

スペックは、彼の口上から引用する。
「メインウェポンは三五口径マシンガン! ジェネレーター出力メインメモリ容量ともに並!(中略)
 開発コンセプトはズバリ低コスト! ガイスト軍主力量産型、UDS-132『アイゼン』でござる!」

というように、グロリアスの右手以外は旧式の量産型、現役の頃でさえ「使いすてのボンクラ共」と揶揄されていたアイゼンだが、量産型であることを誇りに思っており、スペックでは負けようとも情熱と心意気だけは誰にも負けない。
というより、彼自身が言っているとおり、「最大の武器は気合と根性」。(実際、ほんとうになんとかしてしまう。)
数十倍のスペックのUD相手に、気合と根性だけで挑んでいくナンブはめっちゃかっこいい。

「このナンブ、外見は地味に見えて実は性能も地味でござるが、気合いと根性だけは何者にも屈せぬと自負しております故!」

ロボット好きにはたまらない、B級テイストのライトノベル。(あくと)



戦闘ロボット時代、ナンブの所属していたアイゼン部隊は、UD世代交代のため廃棄が決定していたが、最後の任務中本部との通信が途絶え任務をロストしてしまう。
彼らは爆撃地帯から命からがら遁走したが、ナンブの他に残った者は二機のみ。その二機も機能を停止し、ナンブも力果てようとしたところを白頭の老人に拾われる。
老人は科学者で、砂漠地帯に研究所を構えていた。量産型UDにすぎなかったナンブは、ここで自我と感情を組み込まれる。ナンブは老人を恩師と仰ぎ、UD達とそこで平和に暮らしていた。
しかしその平穏な日々も長くは続かなかった。UD戦争に巻き込まれる形で研究所はザドリュート軍によって爆撃され、壊滅状態に陥る。
必死で応戦するも、ナンブの旧式では力及ばず、
ヘキサとグロリアスに出会うまで、ナンブはしばしの眠りにつくのだった。

一巻のラストで、ナンブは第十七号中央UD研究施設の家事洗濯係に着任しました。おめでとう!
グロリアスは彼のことがだいすきです。(あくと)
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