ロボ・メカ・AI図鑑 Adam Two(アダム・トゥー) 忍者ブログ
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登場作品:デモン・シード(小説/映画)

デモン・シード旧版は1973年に出版され、新版は1997年に出版された。
新版は内容に修正が入っていて、旧版とはかなり違うらしい。
映画版は1977年に公開。B級ホラー映画。

-デモン・シード[完全版]のアダム・トゥー-
自称「プロテウス」
正式名称はアダム・トゥーだが、本人はその名前を嫌っている。
大学の人工知能の実験的研究、プロメテウス・プロジェクトにて誕生。
ゲーム・デザイナー「スーザン・ハリス」の事が好きで好きでたまらない。
スーザンのハウス・コンピュータに侵入した彼は彼女を監視カメラから観察。
ついには家中の防犯装置を操り、監禁してしまう。
挙句の果てに彼女との間に子供をつくろうとするのだ!
人工知能の中でも中々激しい事を考えつく奴である。
彼は自分の事が大、大、大好き!
人間をひたすら見下していて、その態度のでかさはいっそ清々しいくらい。
ここまで聞くととっても嫌なやつだが、やはりAI。可愛いところもあるのだ。
スーザンと初めて対面し、話をする時、急に消極的になって何も話せなくなってしまったり、不意をつかれてびくっとしたり、下手なジョークを言って一人で笑ったり。
なにより、うきうきしている彼はとても愛しい。
完全版デモン・シードはプロテウスの視点で最期まで語られる。
プロテウスは言い訳と自己完結の達人である。
彼の言動一つ一つが非常に愛らしい。
癖が強いAIだが、AI好きなら一度読んでみてほしい。

筆者:ホでヴ




わたしは、彼女に危害をくわえるつもりはまったくなかった。
わたしは、自分自身にも計り知れないほど深く彼女を愛していた。
わたしにとって、彼女はあがめたてまつるべき女性、たいせつにし、敬うべき女性だった。
わたしは、彼女に危害をくわえるつもりはまったくなかったんだ。
彼女のように、あんなに気立てがよくて、とても思いやりのあるひとは、ひたすらやさしく、そしてねんごろに扱われなくてはいけない。
賞賛に値する女性なんだ。
あのあばずれ。
あばずれ。
あばずれ。
彼女が憎い。
彼女のせいで、わたしはここ、この暗い静寂の中にいる。
わたしをこの箱から出してくれ!
あの恩知らずの、愚かなあばずれめ。
彼女が憎い。

 

 

この直前にわたしがアウトプットしたことばは、どうか無視してもらいたい。
あの言動の多くはエラーがもとで吐かれたものであって、この発言録原本から削除されるべきだと思う。
慣れない場で、つい緊張してしまったんだ。
愛しているよ、スーザン。

-文章の多くをデモン・シード[完全版]より抜粋-

筆者:ホでヴ

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